サイン・看板製作事例

病院や福祉施設に始まり公共交通機関や店舗、生活用品等に取入れられている「ユニバーサルデザイン」。
サインにおいては各自治体が独自にガイドラインを設定しており、確立されていないため、当社での一定のガイドラインを設けて計画することでサインにおけるユニバーサルデザイン環境の発展に貢献します。

利用者の視点

視認距離別文字高の目安

視認距離 和文文字高 英文文字高
遠距離(30m) 120mm以上 90mm以上
中距離(20m) 80mm以上 60mm以上
近距離(10m) 40mm以上 30mm以上
近距離(5m) 20mm以上 15mm以上
至近距離(1〜2m) 10mm以上 7mm以上

※和文と英文のバランスは10対7が理想とされています。

高齢者を対象とした調査結果とADA(障害を持つアメリカ人法)のガイドラインに基づき文字の大きさを視認距離に応じて設定します。

表示高さ

キープラン

一般的に利用者の目線の高さに設置することが最優先事項である。
設置個所や表示面サイズにより上端・下端の高さは様々になるが壁面や頭上に掲示するものの上限は2.6mまでとする。
吊り下げまたは突出し型のサインの設置高さは、床からサイン下端までは衝突などに対する安全の確保が出来る高さとして2.4m(低くても2.1m)を標準とする。

色覚に障害がある方

すべての人に見やすい色

カラー意匠図

色覚に障害をもった方にも障害のない方にも見やすい色環境を考慮すると、色相に変化があっても分別が可能である色を使用することが望ましいという提案があります。

明度差の比較

明度差によって分別する弱視の方のためにも色の明度差は5程度以上を確保する必要があります。